●ダンス撮影を始めるまでの道のり
●一番大切になものについて
●とにかくカッコよく撮るコツ!
まず初めにこのサイトで撮っているダンスは
ヒップホップやブレイクダンス、ソウルなどのジャンルがメインとなってますので
これらのダンス撮影を前提としたものとなってます。
●ダンス撮影を始めるまでの道のり
素人の自分が、
もともと写真を撮るのが好きで、特に希少価値があってカッコいいものが好きで、自衛隊や海上保安庁、
それが何故撮影対象がダンスに変わったのか?
直接のきっかけは、
地元アイドルのステージを興味本位で撮ったのが始まりでした。
市がやってることだから、
そもそも間違ってたのは、アイドルグループと思っていたら、
それから撮った映像を見返してみて、
その内、意識的にステージがある時は見に行くようになり、撮影も自由だったので、
結果ダンス撮影にハマっていく事になりました
この時すでに、
ステージを見ていると、
ミリタリー物を専門に撮影していたころから、素材に音楽を合わせてリズム感のある編集をして、後で自分が見返したくなるような編集をしていたのですが、ダンスには最初からそれが揃っていたのです!
ノリの良い音楽に合わせたカッコいい振り付け!
ダンスは動画編集のやり甲斐がめちゃめちゃある事に気づき、
●一番大切になものについて
ダンスを撮影してアップする時には、常に、どうすれば、
基本的には自分が後から見返したい動画になるような編集です。
撮影した映像が自分が見返えさかない様な動画だったら、
なので、レベルこそ低いですが、
そうしている内に、イベントでダンサーの方から声を掛けてくれるようになりました。
最初は怒られたらやめようというスタンスだったんですが、結果的には感謝されるという状況になりました。
やっぱり、
そこから徐々に交流が始まり、人としても知り合いになる事で、
その結果、ダンススクールの単独イベントに呼ばれるようになり、
ここ最近のコロナ禍ではイベントが開催されないにも関わらず、
ここまで声をかけて頂くようになったのは、
速さだけを求めてすぐに編集してアップするようなことはやってませんでした。
試行錯誤して、時間をかけて編集して、
そうすると再び改善ポイントが見えてくるのです。
すると、
一番大切なもの
それはつまり、ダンサーに対する LOVE & RESPECT です!
●とにかくカッコよく撮るコツ!
それではここからは実践編として、ダンスをカッコよく撮る方法を考えていきましょう!
まずは撮影に必要なカメラについて。
誰もが所有しているスマホでも充分撮影できます。
スマホ用のジンバルも豊富で、マグネットで取り外しができるようなモデルなど選べば更に気軽に撮影できると思います。
極端なこと言うと、カメラはなんでもいいんじゃないかと思ってます。
大事なのはカメラの数と画角だと思ってます。
スマホをジンバルにセットして適当に撮れば、それなりの絵は撮れます。
だけど、単調になって面白くないんです。
ジンバルのスムーズな絵がすごいと思うのは一瞬で、ワンカットだとカッコいいダンス動画とはならず、単なる記録映像の域を抜け出すことができません。
カッコいいダンス動画を撮る最低限のスペックはこうです。
カメラ(広角)
カメラ(望遠)
この2台は必要になります。
広角と望遠で撮った映像がある事で編集ができるようになるからです。
カメラが2台あっても同じような画角だと、ジャンプカットみたいになってとても見苦しく、かっこいいとは程遠い映像になってしまいますからね。
できればカメラは3台、4台とあった方が、編集の時に場面転換が飽きることなく作れますから、それぞれ位置を変えて設置するのがいいと思います。
私のダンス動画撮影時のカメラ設置ポジションですが、これはその時の状況により使い分けることにしてます。
一番厳しいのが一般のイベントに一般の観客として行く撮影です。
今はコロナで野外イベントもないんですが、少しでもカッコいい撮影するためには場所をキープするのが重要になってきますので、最前列を確保するために何時間も前から会場入りしたりする努力が必要になります。
写真なら人と人の間から空間を切り取る事もできますが、動画ではそうはいきませんので、そこが大変なところです。
更に、最前列をキープできてもカメラを何台も設置するのは不可能。
スペースも自分一人分しかありませんので、足元に小さめの三脚で広角のカメラをチーム全体が入るように調整して回しっぱなしにします。
手持ちではアップ中心で撮影します。
また、カメラをあえて観客の後ろに置いて、お客と会場を一緒に映すというやり方もありますが、あんまりいい絵が撮れた試しはありませんし、カメラ放置でどうなっているのか確認できないのと、盗難や、誰かが当たって角度が変わるとか、倒れるといったリスクの方が大きいので、あまりお勧めできません。
これがイベント会場で一般客と混じって撮る時のイメージです。
余計に分かりにくいかな💦
中央の黒いライトは足元に置いた固定カメラで、レンズは広角
会場全体を抑える役割を持たせます。
ピンクのライトは手持ちカメラで主にアップを狙います。
椅子に座って身動きできない時のイメージです。
撮影としては最悪な環境ですが、編集を成立させるために、最低限なカメラ配置になります。
最初のころは、ほとんどがこのスタイルでの撮影でした。
カメラアングルとしては2カメあるとはいえ、立ち位置が同じなので、上手くやらないと同じような絵になってしまい、編集できなくなってしまうので、そこは腕の見せ所になります。
違う場所から撮っているの?と言わせたら勝ちですね(笑)
その為には錯覚を起こさせるため、画角を極端に変えるのが良いかと思います。
1台は超広角
手持ちはドアップ中心で少しのズーム操作や、カメラをゆっくり傾けたりして動きを付けるのがポイントです。
たまにカメラを手伝ってもらう事あるんですが、ほぼ100%の人がアップ度合いが足らないですね。
やりすぎかもってくらいの方が編集の時、意外といけます!
ただ、ドアップだと格段に難易度が上がります。
ダンサーをフレーム内にとらえ続けるのが、ほぼ不可能になるからです。
ここでのポイントは、フレームアウトした被写体を慌ててカメラ振って追いかけない事です。
間違えなく使えない映像になります。
フレームアウトしてもゆっくりカメラを動かかして追いかける方が断然良いですし、その方が使える手振れになってますから!
この辺は何回も撮って、その絵を編集してみて経験を積むしかないですね。
こちらは専属カメラマンとしてフルにカメラを置ける状態の時の配置です。
中央には固定広角でステージ全体が入るイメージで設置
左右のどちらか片側は固定で斜めから狙います。
自分はステージ右側から斜めで狙うのが何となく相性がいいので
右側からは手持ちで狙い、画角はアップ中心です。
そして、これは出来る出来ないがイベントにより左右されますが
許されるなら後方中央に置ければベストです。
ステージ上の後方は、ダンサーの邪魔になったり、バッテリーチェンジの問題やカード容量の問題、スタートストップ操作や、問題なく回っているのかの確認など、ハードルが結構あって、なかなかここまで出来るチャンスは多くありません。
あくまで主役はダンサーなのでカメラマンは邪魔しちゃいけません。
ワンオペでは4台くらいが限界な気がします。
私はそもそもカメラ4台がMAXなのでこれ以上やった事は無いんですが、4台でも大変でしたから、これ以上はきついと思います。
映像は色々な角度からあった方が編集の幅が格段に広がりますが、一番使うのは、やはり手持ちのカメラで、これが主軸の映像になります。
斜めから狙うのは映像に奥行きが出やすくなることと、人数が増えるチームの時なんか、圧縮して迫力が出る絵が撮れるからです。
逆に、意外と使わないのが中央真正面のカメラ映像です。
これは単調なベッタっとした絵になる事がほとんどで、ダンスの振り付けによって、前にグッと迫るような動きの時か、横に広がった時の全体を一瞬映すとかの用途で使います。
そして、意外とカッコいい映像が撮れるのがステージ後方のカメラなんですよね!
先にも言いましたが、ハードルが高いので、なかなか設置は出来ないんですが、取れた時の代償は大きいです!
検討の価値は十分あります!
カメラの数が単純に増えれば、編集の時、困る事が減りますから、置けるだけ置くのが良いと思います。
その時に、それぞれのカメラで画角をバラバラにしておくのが良いですね。
同じような画角ばかりだと映像にメリハリが無くなり、最悪ジャンプカット的になってしまい、作品としてはクソダサくなってしまいます。
ジャンプカットはマジダサいです!
私が使用している機材についてはこちらのページで紹介してます。
まだ全てを公開してませんし、色々バージョンアップもしてますので、具体的な使いかを交えて、順次記事を書いていく予定ですのでチェックしてみてくださいね!